回折格子(Grating)

 

 

回折格子は、種々の波長が混ざった光(白色光)を波長毎にわける(分散)光学素子です。

ルールド回折格子とホログラフィック回折格子があり、それぞれ特徴があります。

 

回折格子の種類

製法 分光特性

ルールド回折格子

機械加工を利用したルーリングエンジン

狭い波長範囲で高効率

ホログラフィック回折格子

レーザの2光束干渉を利用したホログラフィック露光法

迷光が少ない

 

 

回折格子の理論分解能

理論分解能は、スリット幅が無限に広く、光学系に収差のない理論的な場合を考えたときの理想的な回折格子での到達限界分解能です。この値が大きいほど分解が良いと考えられています。

理論分解能R=λ/△λ=mNで表されます。

 

ブレーズ波長

回折格子(ブレーズド回折格子)は溝の断面形状が鋸歯状であり、溝断面に角度をつけ、特定の次数と波長に対して高い回折効率になるという特長をもっています。最も効率のよい波長をブレーズ波長といいます。

 

 

 

 

関連製品

 

BGseries M10・M25シリーズ用回折格子

  • 200nm~16μmブレーズまでラインナップ
  • 光学調整された専用ホルダに搭載
  • 標準はルールドタイプ。オプションでホログラフィックタイプも選択可