DB-250
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DB-250 光ファイバー伝送損失測定装置

次世代光ファイバーの伝送損失を測定!!!

 

カットバック法で光ファイバーの分光伝送損失を測定する装置です。損失(dB)、損失係数(dB/km)、傾き係数、カットオフ波長の算出などが専用ソフトウェアで可能です。

光源に重水素ランプとハロゲンランプ、検知器に光電子増倍管とInGaAsフォトダイオードをそれぞれ搭載し、波長200~2500nmと1台の装置で広い波長範囲の測定が可能となりました。

 カタログ(PDF)

 

 

特長

 

  • ロックインアンプ方式により、高感度で広い波長範囲に対応しています。

 

  • 次世代光ファイバーの研究開発や製品評価に最適な装置です。

 

  • 各種光ファイバーコネクタ形状に対応した試料室を製作対応できます。

 

  • 専用ソフトウェアで、損失やカットオフ波長の算出ができます。

 

 

測定イメージ

 

 

光ファイバー設置事例

 

 
 市販のファイバーホルダを試料室に設置した場合の事例です。ファイバーホルダを試料室に設置します。ファイバーが試料室中心のスポンジを通るように設置し、パッチン錠を閉めることで遮光できます。(スポンジはファイバ保護の役割)

 

 

仕様

 

測定方式

カットバック法

測定対象

シングルモードファイバー*1 およびマルチモードファイバー*2

測定項目

損失(dB) 損失係数(dB/km) 傾き係数  カットオフ波長 

波長範囲 200~2500nm*1
波長純度 約6nm(分光器スリット幅1mmの場合)
波長正確さ

±0.2nm以内

波長掃印方式 連続またはステップを選択
光源

重水素ランプおよびハロゲンランプ(ソフトウェアにより自動切換)

分光器 広帯域モノクロメータ(ソフトウェアにより自動切換)
検知器 光電子増倍管およびInGaAsフォトダイオード(ソフトウェアにより自動切換)
保存形式 テキスト保存

*1 測定する光ファイバーの透過率によっては測定できない場合があります。

 

標準構成

 

●重水素ランプ光源
●ハロゲンランプ光源
●光源集光光学系(2光源自動切換タイプ)

●広帯域モノクロメータ
●回折格子600本/mm200nmブレーズ

●回折格子600本/mm500nmブレーズ

●回折格子600本/mm1600nmブレーズ

●分光器出射ファイバー入射集光系
●入射側ファイバーホルダ(XYZ調整機構付)

●波長駆動機構
●高次光カットフィルタ切換機構

●チョッパー270Hz

●シャッタ自動機構

●ファイバー出射検知器集光系

●出射側ファイバーホルダ(XYZ調整機構付)
●検知器集光光学系(3検知器自動切換タイプ)

●光電子増倍管

●InGaAsフォトダイオード1(冷却用電源付)

●InGaAsフォトダイオード2(冷却用電源付)

●ロックインアンプ

●光源部架台

●検知器部架台
●インターフェースユニット

●総合コントローラー

●制御用ノートPC

 

 

構成図

 

 

 

 

ユーティリティ

 

●寸法

 ・光源部  :約W1100×D700×H1250mm

 ・検知器部 :約W770×D700×H1200mm


●電源

 ・AC100V ±10V 50/60Hz 10A

 


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